今何かと話題になっている「N国」とは何でしょうか?最近何かと「○○国」という表現が多く混乱しますよね。方や宗教だったり、はたまた国際政治だったり・・・今回は「N国」について簡単・完結にわかりやすく説明したいと思います!
受信料訴訟から一転、防戦のNHK N国に「怖さある」https://t.co/BWQ8I4etRt
「#NHKから国民を守る党」を放送でどう扱うべきか――。NHK関係者によると、報道の現場では秋の臨時国会を前に、そんな議論が起きているという。 #NHKから国民を守る党 #N国 pic.twitter.com/N5PqiQHGqy
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) August 13, 2019
目次(↓クリックで好きなところから読めます)
N国とは何?
N国の正式名称
N国(エヌコク)とは、正しくは「NHKから国民を守る党」という日本の政党の一つで、別名「N国党(エヌコクトウ)」とも呼ばれています。この政党代表である「党首」が、今マツコさんとの話題に上がっている「立花孝志」さんです。
団体として発足したのは2013年ですが、今年2019年7月の参議院選挙の比例代表でなんと「約99万票」を集めて「新政党」となりました。
どうやって政党になれたの?
政党の名前からもわかる通り、「NHKの数々の不条理から国民を守る」とうたっており、2016年の都知事選における政見放送では「NHKをぶっ壊す!」と連呼し、奇抜な動画で注目を浴びました。
しかも!この政見放送、NHK放送センターで収録されるものなのです・・・!(驚)ということでかなり注目を浴びそれから「一体この政党は・・・?」となり話題が広がったのが原点です。
N国が支持される理由については、
単純に「受信料を払いたくない人」「スクランブル放送に同調する人」が多く、この単純明快・シンプルな政策と、先述の政見放送がインパクトを与えて浮動票などを多く獲得したのでは、といわれています。
どんな政党?何をする政党(政策は)?
「国民を守る!」とのことですが、何をどう守ってくれるんでしょうか?
立花代表の考えはこうです。
「電気、ガス、水道などのライフラインではないNHKの受信がなぜ義務なのか」。
この考えを元に、「NHKにお金(受信料)を払わない人を全力で応援・サポートする政党」とうたって活動していますが、具体的には「NHK撃退シール」なるものを配り、ホットラインを設けてNHK集金人をガードするというサポートをしていることで有名です。
その背景で、立花代表が政策として提唱するのは「放送のスクランブル化」
スクランブル放送とは、簡単に言うと暗号化して送り出される放送のことですが、つまり「契約者以外は放送を見ることができないようにする」ということになります。
スカパーやCS放送などがそれに当たりますが、要はN国の政策としては「NHKは観たい人だけがお金を払って見る仕組みに変換」をしたいというわけですね。
N国・立花代表のプロフィールについて
N国・「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志(たちばなたかし)さんについてですが、なんと元NHKご出身なんです!プロフィールを一部ご紹介します。
ご出身:大阪府泉大津市
出身校:大阪府立信太高等学校
その後、1986年4月に日本放送協会(NHK)に入局、最初は和歌山放送局庶務部に配属。
1991年の7月にNHK大阪放送局経理部に異動して勤務ののち、2005年4月に「週刊文春」でNHKの不正経理を内部告発し、その後の活動を経て現在に至っておられます。
・葛飾区議会議員(2017年11月13日 - 2019年5月26日)
・参議院議員(2019年7月29日-)
N国・立花代表のYoutubeも!
こちらが立花代表の政見放送です。
まとめ
何かと話題になっているN国「NHKから国民を守る党」ですが、これまた話題になった丸山穂高議員も加わり、目が離せない党になってきましたね。
放送のスクランブル化、実現するのでしょうか。いずれにしても、これだけの話題を作り、支持者を集めるというのは事実ですが、放送のスクランブル化がもたらす国へのメリットが何かを今一度考えてみようと筆者も思いました!