じめじめした梅雨が終わる頃・・・うなぎを食べるあの日!土用の丑の日がやってきますね!
お店で食べたくても高いし・・・でも家では上手に温められないし・・・という方に手軽で美味しいうなぎの温め方・人気の方法をまとめました!
定番の電子レンジやグリルとフライパンを使ったうなぎの温め方や、なんと緑茶を使った美味しい温め方もご紹介します。もし、家庭でお金をかけずに、お店のようなうなぎが食べれるとしたら嬉しいですね!色々な方法をまとめましたので、ぜひ試してみてくださいね!
目次(↓クリックで好きなところから読めます)
うなぎの人気の温め方色々!
まず、うなぎを温めるにあたり確認が一つ。「ふわふわ」に仕上げたいか、「香ばしくパリッと」仕上げたいか、で意見が分かれるところですよね。
実はこれ、「関東風」「関西風」の違いだということをご存知でしたか?
「ふんわり」は素焼きのあとに蒸しを入れてから蒲焼きをする関東風、「パリッと仕上げ」は素焼きのあとに蒲焼きをする関西風なんです!
今回はどちらにも対応できるよう、何種類かの温め方をご紹介したいと思いますが、実はタレの味も関東はお醤油濃いめ、関西は少し甘め、とありますよね。
そこで市販のタレを別鍋で調理しなおしてお好みの味にするのも美味しくいただく秘訣です!
また、売っている状態(冷蔵か冷凍か、真空パックか)や、うなぎの大きさ・厚さによって変わりますので時間・量などはご参考程度で、あとはぜひお好みを見つけてくださいね。
では早速うなぎの美味しい温め方をご紹介していきましょう!
「電子レンジ」を使ったうなぎの温め方!
関東風・ふんわりタイプ
関西風・バリッとタイプ(温めたあとグリルかオーブン)
一番身近にある電子レンジはうなぎを温める時にも便利で楽ですが、必要な水分まで蒸発する心配がありますので、電子レンジを使うときはさっと水や料理酒をかけてから温めるのがポイントです!
プロの料理人は電子レンジはNG!という方が多くいらっしゃいますが、これは上記の通り「水分が飛んでしまう」からだそう。この点はよ〜く頭に入れて短時間で調理しましょう!
意外と短時間(数十秒)で温めますのでその場から離れずレンジ前で見ている必要があります。温めすぎると焦げたり硬くなってしまいますのでご注意を!!
また、うなぎの下に割り箸を2本敷いてその上にうなぎを乗せることで、うなぎがふんわり美味しく仕上がるそうですよ。
なお、関西風の「バリッと」に仕上げたい場合は、温めたあとに「グリル」や「オーブン」「オーブントースター」などで皮目を軽く炙るとバリッと仕上がります。ただしうなぎは油が強いので、焦げないように要注意!中を見ながら炙ってくださいね!
「煮る」方法のうなぎの温め方!(お鍋・フライパン)
関東風・ふんわりタイプ(煮るだけ)
関西風・バリッとタイプ(煮たあとグリルかオーブン)
こちらはテレビなどでも紹介されている方法で、タレと酒で煮るだけなので、簡単なおかつふんわりです。ちなみに、煮たあと、グリルで焼けば外はパリッと中はふんわりの仕上げになります!
この方法、実は一番簡単で美味しく仕上がる方法だそうです。そして、どうやらスーパーで売られているうなぎは「タレを塗ってあるだけ」ということも多いそうです。つまり味が染み込んでいないのですね・・・
そこで、このお鍋やフライパンで煮る方法は「タレをうなぎに染み込ませる」という点でも活躍するそうです!
ただ、煮ると言っても、大量のタレでぐつぐつ煮込むのではありません!少量のタレ&お酒を回しかけながら温めるイメージです。
ここで「緑茶ってもしかしてここで使うの?」と思った方、そのパターンもありますが、それは次項でご説明いたしますね。ここではタレとお酒で煮る温め方をご紹介します。
■皮を下にしてうなぎを入れて弱火で3分ほど、タレをスプーンなどで回しかけながら煮る。
「揚げ焼き」するうなぎの温め方!
関西風・バリッとタイプ
こちらもテレビで紹介されていますが、うなぎに熱湯をかけて揚げ焼きにします。熱湯をかけるとふんわりしますが、そのあとに揚げ焼きにすることで外はパリッと仕上がります。
熱湯をかけるのはうなぎの周りにある「コラーゲン」を溶かすためだそう。このコラーゲンが冷えて固まることによりうなぎを「硬く」させるのだそう。これに熱湯をかけてコラーゲンを溶かしてうなぎを柔らかくするんだそうです。また、熱湯をかけることで「臭み取り」にもなるそうですよ!
この「熱湯をかける」ですが、筆者はざるを洗うのが手間なので、シンクに平皿を置き、その上にうなぎを置いて熱湯をかけまわしてしまいます・・・(笑)うなぎで油だらけ&臭くなったざるを洗いたくない!という主婦の方はよければ試してみてくださいね!
「焼く」方法のうなぎの温め方(魚焼きグリル)
関西風・パリッとタイプ
こちらはただ焼く方法ではなくて、「熱湯でタレを洗い流して」から、「酒をふってグリルで焼く」方法です。市販の濃いタレを流すこと、酒を使って臭みをとることでうなぎ本来の美味しさがわかるとか。
なぜ熱湯で洗い流すことは「揚げ焼き」の時と同じく、硬くなったコラーゲンを取り除く意味もあります。コラーゲンを洗い流してうなぎを柔らかくして、お酒を降ってグリルで焼く(炙る)と臭みを取りつつパリッと仕上がります!
また、この調理法のポイントはタレを流して、タレなしで焼くというところ。市販のタレはかなり味が濃くできているので、うなぎ本来の風味が飛んでしまうことが多いそうです。そこでタレを流してお酒で臭み取りをしながら焼き、最後にタレをかけることで上品な味わいになります。
味を少し染み込ませたい・・・という場合は、タレは最後に塗ってもう一炙りすると良い仕上がりになりますよ!
熱湯など使うことで、うなぎは柔らかくなりますし、酒や熱湯で臭みとりもできます。温め方だけでも色々ありますね!ちょっとした一手間がぐっとうなぎをおいしくしてくれます。あなた好みを見つけて美味しく食べてくださいね。
緑茶を使った美味しいうなぎの温め方も!
実はうなぎを温める際におすすめなものがあります!それはズバリ「緑茶」!!です。ちょっと意外な組み合わせですが、こちらも、テレビでは何度も紹介されている温め方になりますのでご紹介したいと思います!
緑茶の他にも、ウーロン茶、紅茶を使うパターンがありますが、どれも「煮る」方法で使用します。目的は「タンニン」を使ってうなぎを柔らかくすること!
なぜお茶が良いのかと言いますと、時間がたつにつれて固まってしまったうなぎのコラーゲンを、緑茶が溶かしてくれるそうです。
ですが、「え?渋くならないの!?」とご不安になりますよね。でもお茶に含まれるタンニンはうなぎのタンパク質と結合することで弱くなる性質を持っているそうです。ただ・・・
なんと緑茶・ウーロン茶・紅茶のどれを使う場合でも「茶葉から出したお茶はNG!!」だそうです。なんとタンニン量が多すぎて渋くなるとのこと・・・その矛盾点を埋めてくれるのは「お手軽!ペットボトルお茶!」だそうです(笑)
ペットボトルのお茶はタンニン量も程よいので、うなぎを絶妙に柔らかくしてくれるそうです!うなぎを買う際にペットボトルも1本買うと良さそうですね。かならず「無糖」を選んでくださいね。
選ぶお茶の種類はお好みですが、ウーロン茶は、煮たあとに焼くと香ばしさが出てうなぎとの相性が抜群だそうですよ!
以前、試してみましたが、緑茶がうなぎの味に影響することもなく美味しくいただけました!温め方は、フライパンに入れたうなぎが浸るくらいの緑茶を注ぎ、緑茶がなくなるまで煮て、タレを絡めるという簡単なもの。とても美味しいのでおすすめです!
うなぎの温め方・人気の方法まとめ!緑茶を使った美味しい温め方も!のまとめ
うなぎの人気の温め方をご紹介しましたがいかがでしたか?
どれも、そんなに難しくなく、自宅でできることを集めましたが、お店のような美味しいうなぎが、手頃な値段で、なおかつ自宅で食べれるなんて、本当に幸せですね!
ぜひ、美味しいうなぎを食べて暑い夏を元気に乗り越えましょう!